経済人のコラム 時局寸評
「楽しみながら挑戦する」
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて、作年は世界経済が引き続き新型コロナウイルスの影響を受けながらも、回復の兆しを見せる一年となりました。しかし、未だに経済の不確定要素が多く存在し、今年も厳しい一年となることが予想されます。
特に、新型コロナウイルスが5類に移行してからは、いろんなことが動き出し、移行前と比較すると時間的にはかなり忙しく感じている方が多いと思われますし、日本人は勤勉な国民なので、暇よりも忙しくなって良かったと感じている人もいるのではないかと思います。
ただし、よく考えてみると、コロナ前に山積みになっていたこの国や地域の課題は、ほとんどが解決されていません。
それどころかコロナ禍にいくつもの問題が加わり、実は問題だらけの状態になっているのです。
だからこそ、今年こそは課題に正面から取り組み、しっかり解決して前に進む、そのような年にしなければならないと考えます。
しかしながら時間的には忙しい中で、難しい課題に取り組み成果を出すことは、簡単ではありません。そこで、最近伺った話を紹介させていただきます。
何よりも行動する、まずは行動することが大切!という話しです。
行動しなければ何も始まらない。
行動することで考えが深まり、行動することで自分の力量がわかり、その上で「前へ進むのか」「改善するのか」等の判断が出来る訳です。
そうはいっても、いざ始めようとすると「先が見通せなければ、リスクが怖くて行動に踏み切れない」と不安に駆られる場合があります。
しかし将来に何が起こるかは、いくら考えても誰にもわからないのです。
知りようのない未来をあれこれ考えるから、不安が増してくるのではないでしょうか!
確かに考えることは大切ですが、ある程度のところで結果を恐れず思い切って踏み出すことが大事になります。
「まず行動です。」
それから
もう一つのポイントは、行動や取り組みには「遊び」や「ユーモア」も必要です。
気持ちにゆとりのない行動や取り組みから独創性や創造性は生まれません。
気持ちにゆとりを持って、ライト感覚(何とかなるよ!)で楽しみながら取り組んだ方が成果が上がるという研究結果がでています。
昨年107年ぶりに夏の甲子園で優勝を成し遂げて注目された慶應高校の「エンジョイベースボール」もその一例かと思います。
本年は、考え込まず、思い切って一歩を踏み出し「楽しみながら挑戦する」年にしたいものです。
本年もどうぞよろしくお願いします。